貿易事務に向いてない人の3つの特徴!向いてる人はどんな人?

貿易事務の仕事をしてみたいけど自分が向いているのかどうか分からない。

貿易事務として働き始めたけど、はたして自分に向いているのかが分からない。

そんな疑問を持っている方はいませんでしょうか?

向いていないにも関わらず働き続けるのは辛いですよね。辛いことを続けているのは精神衛生上良くありません。

本記事では貿易事務に向いていない人と向いている人の特徴をそれぞれ紹介していきます。

貿易事務としてこれから働いてみたい方や、実際に働き始めたけど自分に向いているか不安な方に今後の指針として参考にして頂きたいと思います。

目次

貿易事務の楽しさややりがいとは?

今現在、貿易事務として十数年働いている筆者が感じる楽しさとしては専門的な知識を次々得られるというところです。

貿易は非常に専門的な知識を必要とする分野です。

貿易の専門用語、関税法、港の作法など一般の方々では分かりにくことばかりです。

貿易事務を始めたばかりの方は分かると思いますが、専門用語が多く業務が止まってしまい仕事が滞りがちです。

ですが、これらの知識を知っているのと知っていないのとでは全然違います。

知識と経験が財産となる分野ですので、覚え始めると仕事が途端に楽しくなってきます。

顧客からの感謝がやりがい

もう一つのやりがいとしては自分自身で調整しスケジュールを組み立て顧客のニーズ(納期)に応えることです。

貿易は物流の仕事の一端ですから納期というものが存在します。

顧客が決めた納期に対して応えるべく各所調整が必要となってきます。

税関への申告書類の作成、配送業者との段取り、また顧客との納期打ち合わせ等それぞれ交渉・調整をして、最終的に物を納めるというスケジューリングが滞りなく進んだ時に達成感を得られます

顧客が要求する納期を守り、『間に合わせてくれてありがとう。助かったよ』と顧客から感謝の言葉を頂く事にやりがいを感じます。

じむ子
事務だけど顧客とのかかわりもあるし、感謝されるのが喜びよ

貿易事務に向いていない人の特徴3つ

貿易事務の楽しさややりがいを紹介させて頂きましたが、人には得手、不得手というものがあります。

筆者自身のように向いていると感じる人もいれば、向いてない人もいます。

では向いていない人の特徴を3挙げていきたいと思います。

パソコンが苦手

貿易事務に向いていない人の特徴一つ目は事務処理が苦手な人です。特にパソコンを使う事が苦手な方は、正直に言って全く向いていません。

船積書類の作成、請求書の作成、システムへの入力業務などパソコンを使って行う業務が貿易事務の大半を占めます。

これらの業務を次から次へとこなしていく必要があるため、キーボードの使い方に戸惑っているようではまるで仕事にならないのです。

筆者自身も通関業者として従事しておりますが、顧客から受け取った書類をいかに速く申告書類として作り上げて、税関に申告出来るかどうかが重要になってきます。

もちろん速いだけで中身が間違いだらけでは何の意味もありません。スピードと同時に正確な入力をする事も忘れてはいけません。一つの些細な間違いが後々に大きな損害になることもあり得ますので正確性も求められます。

このようにパソコンを使った、スピードと正確性が必要とされる入力が苦手な人は貿易事務に向いていません。

コミュニケーションが苦手

貿易事務に向いていない人の特徴二つ目はコミュニケーションが苦手な人です。

貿易は物流ですから納期という目標に向かう中で様々な業者に協力を乞う事になります。

そして船会社、通関業者、配送業者など各業者に交渉をしながら納期に向けて物を動かして行かなければなりません。

ここで必要なのがコミュニケーション能力です。

各業者へ納期を早めるために時には無理なお願いをしないといけません。

普段からコミュニケーションをとっておいて、いざという時に最大の力を発揮してもらえるようにしてもらう必要があります。

業者側も人間ですから日頃から円滑なコミュニケーションを取っている人に対しては、『よし、何とかしてあげよう』という気になるものです。

電話が苦手だからとメールだけで済ませたり、横柄な態度を取っていたりとまともなコミュニケーションを取ることが出来ない人は貿易事務に向いていません。

柔軟な対応が苦手

貿易事務に向いていない人の特徴三つ目は柔軟な対応が苦手な人です。

船積書類を正確に作成したり、税関への申告を正しく行うのはとても大事な事です。

コンプライアンスとルールに則り、正しく物事を進めていくのは当然の行為といえます。

しかしながら世の中にはあらゆる物事に本音と建前があるように、全てルールに従っていては前に進まない事もあります。

書類に間違った箇所があるため訂正をして正確なものを提出するのは当然ですが、差し替え書類を待っていたのでは到底間に合わない時も出てきます。

本来、顧客がやるべき訂正ですが間に合わせるために代わりに行うこともあります。配送料金が見合わない時でも顧客の顔を立ててこちら側で負担する事だってあります。

まともに請求したのでは話が余計にややこしくなる時だってあります。

貿易事務には柔軟な対応力が求められます。

その時々で選択に迫られる時が多々ありますが、「ルールだから」「決められているから」とまともに受けてそのまま跳ね返すような対応では貿易事務に向いていません。

じむ子
その代わり柔軟性や対応力は身につくわ

貿易事務に向いている人の特徴

それではどういった人が貿易事務に向いているのか、その特徴を挙げていきたいと思います。

当然、先に挙げた貿易事務に向いていない人の特徴①②③に当てはまらない人になるわけですが、それ以外にも向いている人の特徴があります。

ルーチンワークができる

一つ目はルーチンワークが苦にならない人です。

私たちの仕事は手数料商売になりますので、件数を数多く捌いて一件当たりの手数料を稼ぐことが会社の利益になってきます。

通関、配送、船積みなどの一連の業務が何件も同時に進行しており毎月何百件と捌いています。

基本的にひたすら同じ内容のことの繰り返しになるのですが、同じ事の繰り返しが苦にならない人は貿易事務に向いています。

割り切れる

二つ目の貿易事務に向いている人の特徴は割り切れる人です。

貿易事務の仕事は昼夜を問わず依頼がやってきます。

朝、出社してパソコンを開くと海外からのメールが受信されています。日中にも次々と依頼メールが入ってきます。

要するに仕事に決まった終わりが無いため、まともに全てを終えようとすると帰ることが出来ません。

毎日、残業が続く日々になってしまいます。

なので「今日はここまでにしよう」「これは明日でも間に合うから放っておこう」など、割り切りが出来る人は貿易事務に向いています。

筆者自身の経験から、いつまでも残業せずに割り切って退社できる人に仕事ができる人は多いです。

これら二つが筆者自身が考える貿易事務に向いている人の特徴です。

まとめ

貿易事務に向いていない人の特徴はこちら。

  • パソコンが苦手
  • コミュニケーションが苦手
  • 柔軟な対応が苦手

一方で貿易事務に向いている人の特徴がこちら。

  • ルーチンワークが苦にならない
  • 割り切れる

自分で日々の仕事を計画立てて、コツコツとこなしていける人が向いています。

もちろんきついこともありますが、専門知識が学べたり、モノの原価や価値を知れたりとやりがいは大きい仕事です。

チャレンジして後悔はしないでしょう。

同じ業界で働く筆者と、いつか一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。

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